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【実体験】工業高校から就職の流れは有利?後悔のない選択が大事

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工業高校に進学するメリットとして、一番大きいのは「就職が有利になるから」ですよね。

でも、それって就職できるだけで満足してませんか?

実際に工業高校の化学科を卒業し、食品メーカーに勤めている私が工業高校の就職事情を解説します。

・工業高校から就職するのは有利なのか知りたい

・工業高校からの就職先はどんな業界?

・工業高校から就職した後はどんな待遇を受ける?

・工業高校から大企業入りは可能?

このような疑問を抱えている方向けの内容になります。

やんくに
やんくに
工業高校卒ならではの視点で暴露していきますね

工業高校からの就職は有利?

まず始めに、工業高校からの就職は有利なのかを聞かれたら「有利」と答えます。

工業高校卒業だと驚くのが、大学生の次のような会話です。

やばい、次で面接10社目なんだけど…。
私も全然採用してもらえない、どうしよう。

工業高校から就職を希望した場合、面接や試験でよっぽどのことをしない限り落ちることはありません。

私自身、就職活動始めてから一社目の会社にそのまま入社しているので、面接や試験を1度しか体験していません。

知っている人で一番多く試験を受けていた人でも三社目で合格していました。

8割以上の人が一社で合格していましたね。

大学からより企業入りのハードルが低い

工業高校と会社は独自のパイプを持っており、毎年同じ様な工業高校から高卒者を採用しています。

私の会社も同様で、同じ工業高校の後輩がわんさか入ってきます。

そんな関係性も後押しするので、大学より企業入りのハードルは低いのです。

工業高校からの就職先はどんな業界?

工業高校からの就職先は基本的に「モノづくり」の業界です。

食品工場、化学メーカー、自動車メーカー、溶接関係…etc

取り扱っている品物は多種多様だけど、工場がメインの就職先だと考えておけば間違いありません。

現場作業員としての求人が主になるので、基本は肉体労働になります。

逆に営業や研究職、事務職の求人票は工業高校にこないので、就職希望先としては難しい仕事となっています。

工業高校時代の同級生達が選んだ就職先

ここで実際に私の友人たちがどんな業界に進んだのか紹介します。

・食品工場

・化学メーカー

・医療品メーカー

・自動車メーカー

・溶接関係

・電力会社

・プラント設計

業界の大分類としては、こんな感じになります。

友人の紹介だけでも就職先が多岐にわたって存在することが分かりますね。

私同様、化学科から就職する人は食品工場を多く選ぶイメージが強いです。

とはいっても、化学科から電力会社にいったり、自動車メーカーにいったりするので、本人の希望次第ではあります。

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オススメの業界を紹介

製造業は俗にいう「ホワイト企業」が多いと言われている業界です。

実際、私の友人で何がしかの製造をしているメーカーに就職した人たちは全員ホワイト企業でした。

給料を少しでも上げたいたら、交代勤務を導入しているメーカーがオススメですが、体力的にしんどくなるので、覚悟は必要ですね。

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工業高校生同士で就職先が被ると成績のいい方のみ受けられる

意外と思われるかもしれませんが、工業高校側から同じ会社に複数名出すことはありません。

企業側からの希望があれば別でしょうけど、基本的には1社1名の推薦になります。

生徒同士で就職希望先が被ると、成績の良い生徒が優先的に推薦され、成績の悪かった生徒は別の就職先を紹介されます。

就職率が良いからといって、成績を気にしないのは無理ということです。

大企業に入りたいなら成績は重要

特に大企業への就職を希望しているなら、成績は良くしておくべきです。

私もそうだったので分かりますが、工業高校生の大半は就職先についてあまり調べず、誰もが知ってる名前の企業に群がりがちです。

当然大手になればなるほど、工業高校生同士の競争率が上がりますし、成績上位者が大手を希望してきます。

大手に就職したいなら、成績の平均は5段階評価で4.0以上、クラス順位5位以内くらいは欲しいですね。

進路指導の先生とは仲良くしておくべき

同じ成績の2人が同じ就職先を希望したらどうなると思いますか?

…進路指導の先生に気に入られている生徒が有利になるのは間違いありません。

実はこのパターン私が経験したのですが、「他クラスの生徒と就職希望先が被った」という情報が与えられた後、「お前を推薦することにした」という情報になりました。

進路指導の先生が担当している部活動に3年間所属していたこともあり、かなり気に入られていたのは間違いありません。

普段の素行から私を選んだと言われたので、推薦してくれたのでは?と思っています。

就職に資格は必要?

就職に資格は必ずしも必要ではありません。

工業高校からの推薦であれば、企業側もよっぽどのことが無い限り落とさないので、資格よりも人柄を優先させます。

ですが、社会に出てから思うのは「工業高校は資格を取るのに有利な環境」であったということです。

今後の人生で絶対に必要ない資格にまで手を出す必要はないけど、せっかく工業高校に進学したんだったら資格を2~3個程とっておきたいですね。

工業高校から就職した場合の待遇は?

工業高校から就職した場合の多くは、現場作業員としての扱いを受けます。

工業高校から採用している起業に就職した場合、既に工業高校からの先輩が多数在籍しているはずです。

なので、周囲の先輩たちはほとんどが工業高校卒の似たような人たちになります。

分かりますか?良くも悪くも特別ではないということです。

どこまで出世できるのか?

毎年工業高校卒を取っているような中堅から大手の企業だと、部長止まりが限界だと思った方が良いです。

大手のグループ会社だと課長までが限界で、部長以上は親会社の人間で埋め尽くされてるなんてことも珍しい話ではありません。

小さい会社なら工場長までいける可能性があるけど、期待はしないでください。

同じ工業高校卒の人が大勢周りにいるのに、役職につくこと自体凄いことです。

あなたが工業高校に進学する理由は?

工業高校→就職の流れについて気になっている人は、進学した理由(若しくは進学しようとしている理由)をもう一度考えてみてください。

工業高校に行く生徒の大半は「勉強が嫌い」な生徒です。

勉強が嫌いなのは分かりますが、進路のことはしっかり考えてみてください。

大半の生徒は求人票もロクに見ず、「担任の先生からオススメされた」「進路指導の先生からのオススメだった」、そんな理由で就職先を決めてしまっています。

自分が働きたい分野は難しいので、働きたくない条件だけは考えて、自分の意思を伝えましょう。

・交代勤務は嫌だ

・ライン工場は嫌だ

・室外の作業は嫌だ

・暑いまたは寒いのは嫌だ

…なんでも良いんです。

適当に決めた私みたいに後悔しないように、先輩からのアドバイスです。

これだけは譲れない!!という条件を持って就職活動を始めましょう。

工業高校の就職事情まとめ

確かに工業高校から就職するのは簡単という意味で言えば「有利」です。

ですが、大学を出ていない分、進める業界や職業には限界があります。

入った会社が嫌になり、転職しようと思っても、似たような業界に行くことが非常に多いんです。

工業高校からの就職は有利ですが、今一度自分のやりたい事を思い返してみて、後悔の無い選択にしてくださいね。

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