毎年夏になると「車内の熱中症」がニュースに取り上げられますね。
よくあるニュースは子供を車内に置き去りにしたことによる熱中症ですが、熱中症の危険はそれだけではありません。
大人でも熱中症になるリスクは大いにあります。
熱中症になるパターンとその対策を紹介します。
熱中症になる理由
車内で熱中症になる理由は大きく分けて二つに分類されます。
①体温の上昇
②脱水症状
エアコンが効いている車内で、熱中症にかかることは考えにくいですが、脱水症状に陥る危険はあります。前提としてエアコンが効いている車内は乾燥しているということを忘れないようにしてください。
そして、エアコンガンガンで車内が涼しいからといって、輻射熱を防げているわけではないので体温の上昇はしやすい状況にあります。
運転手は多方向から日光を浴びるので体温が上昇しやすいですし、後部座席に座っている人はエアコンの冷風が届きにくい可能性があります。
運転手も同乗者も水分補給をこまめに取ることが対策の基本です。
トイレに行くことが気になって水分補給を控える気持ちも分かりますが、倒れてしまっては元も子もないので、水分補給を安心して行う為にトイレ対策もしておきましょう。
熱中症対策について
熱中症対策にやり過ぎということはありません。
時には命を失うことも考えればやり過ぎなくらいが丁度いいのです。
対策を5種類紹介します
熱中症対策① サンシェード
お手軽に出来る熱中症対策の定番「サンシェード」。
駐車、停車時に車内の温度上昇を防ぐ効果があります。
フロントガラスにサンシェードをしている人はよく見かけますが、後部座席用のサンシェードも忘れないようにしましょう!
走行中も取り付けておくことで後部座席がより安全になります。
熱中症対策② 窓の開放
何も買わないで今すぐに出来る熱中症対策では、最も基本的なことです。
走行開始前から車の窓を全て全開にし、エアコンをつけたまま走行してください。
性能上、エアコンはつけたらすぐに涼しくなるわけではありません。エアコンが効き始めたら窓を閉めると良いでしょう。
短時間とはいえエアコンが効いていない猛暑の車内にいるのは危険なので避けたいところです。
熱中症対策③ ドアの開閉
時間に余裕があれば是非やってほしいのはドアの開閉です。
「外が暑いのにやって意味あるの?」
なんて思ってしまうかもしれませんが、空気の入れ替えをすることによって、車内の温度が10℃近く下がることもあります。
やり方は簡単で、助手席と運転席のドアを全開にし、どちらかのドアを開け閉めするだけです。
うちわの要領で空気を外に押し出すことによって、車内の温度が下がっていきます。
面倒なので敬遠してしまいがちですが、一度やってみれば効果に驚くはずです。
このときエアコンをつけて行うとより効果的です。
熱中症対策④ 道具を使う
運転用ではありませんが、このような首を冷やすものは体温の上昇を防ぐのには効果的です。
最近流行りの扇風機も良いですね。ですが、乾燥には気を付けましょう。
熱中症対策⑤ 水分補給
スポーツドリンクや経口補水液での水分補給は熱中症対策の基本です。
ただ、常備しておくと温くなって嫌だという人は持ち込むのを忘れてしまうことがありますね。
そういった人はその場しのぎの保険として塩飴やタブレットを常備しておくと良いでしょう。
小梅シリーズの塩飴が美味しいのでおススメですよ!
ただし、飴を舐めたから大丈夫とは思わないようにしてください。あくまでその場しのぎの塩分補給です。
すぐにコンビニなどに寄って飲み物を買いましょう。
終わりに

熱中症対策は意外と簡単なものが多いのですが、やるとなると面倒だったりして省いてしまいます。
少しの面倒と自分や家族の命を天秤にかければ、どちらが大事かは一目瞭然ですね。
熱中症対策はありとあらゆることを実践しましょう!