「食品工場を辞める理由ってなに?」
と気になっていませんか?
実は、食品工場の離職率は正社員・契約社員・派遣関係なく高いと言われています。
この記事では、食品工場での勤務経験を活かし、「食品工場の離職率について」「何故辞めるのか」を解説していきます。
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食品工場の離職率は高い?
食品工場の離職率は高いといわれており、雇用形態別に分けると以下のようになります。
・正社員:他業種と同じぐらい
・契約社員:高い
・派遣:高い
離職率が高いといわれている食品工場ですが、正社員の離職率は高くないです。
派遣や契約社員の人が、数年勤めたらいなくなるというイメージのせいで、離職率が高いといわれているのでしょう。
食品工場を辞める理由でよく聞く内容
私が食品工場に勤務している間、辞めていく人を何人も見てきました。
理由として多いのが以下の3つですね。
その①:給料が安い
その②:製品に対しての考えが厳しくて疲れた
その③:飽きた
次いで人間関係といった感じです。
詳しく解説していきます。
給料が安い
給料が安いと思ってしまうのは、工場の現場作業員に高卒が多いのが原因だと思っています。
昔ほど、学歴による待遇の差は無くなったと言っても、やはり初任給に差が出るのでスタート地点が違います。
周りに大卒の人が多く、給料の話になったら尚更モチベーションは下がるのでしょう。
ここで勘違いしてはいけないのが、食品工場の給料は平均より良いぐらいです。
ホワイト企業が多いといわれる食品工場なので、ボーナスは毎年出す会社が多いですし、給料も毎年しっかり上がります。
「プライベートを削って働いて給料を上げたい!」という人には向いていませんが、労働に見合った給料を出す企業が多いです。
実際、食品工場を辞めた同僚から後悔していると聞いたこともあります。
製品に対しての考えが厳しくて合わない
食品工場以外の工場が厳しくないという話ではありませんが、食品工場のルールが厳しすぎるのでしょう。
例えば、「食品に虫が入ってた」、「食品の量がおかしい」などが発生し、ニュースに取り上げられたら企業としての信用はがた落ちです。
食品は身体に入れるものなので自然とお客の声も大きくなります。なので厳しくせざるを得ないのです。
具体的に厳しいってどの程度なの?という疑問の為に、以下に例を挙げておきます。
・死角のない監視カメラ
・品質に関する記録がやまほどあって、毎日記入しなければいけない
・すべての作業に手順書があり、手順外のことをやってはいけない
・クレームに対する是正…クレームに対する是正…クレームに対する是正…で作業効率悪化
・製品を作る作業場に入るためには、毎回着替える、衣服にコロコロをする、決められた秒数の手洗いをする、エアーシャワーを通る
挙げればキリがありませんが、これはどこの食品工場も同じです。
製品を作るクリーンルームへ入室するまでに10分かかる工場もザラです。
責任者が理解のある人なら良いですが、厳しい責任者だと休憩時間は移動も含むので、20分程度が移動で終わってしまいます。これには慣れるまでストレスが溜まりますね。
食品工場の作業に自由はありません。それが耐えきれずストレスに感じる人は長続きしません。
飽きた
食品工場は基本的に同じことの繰り返しで、決められた手順に従って、ミスなく作業することを求められます。
その手順を「○○したら効率よくなりますよ!」とか考えて作業出来れば良いですが、そんなモチベーションを何年も保つ人は珍しいです。
大抵は最初だけで段々流れ作業になります。
「これから何年もこの流れ作業をこなす人生か…」と考えて辞める人が多いですね。
まとめ
正直なところ、食品工場に勤めはじめて5年程経った人はあまり辞めません。
辞める人は1日で来なくなったり、3日だったり、とにかく早いです。
何故か3年で辞める人は何人かいましたが、その人たちは総じて「作業に飽きたから」でしたね。
食品工場は慣れてしまえば作業自体は簡単なものが多いです。単調な作業が苦ではなく、仕事とプライベートを割りきって仕事できる人なら向いています。
食品工場は学歴不問で未経験OKの求人が多く出されています。清潔感とやる気さえあれば、いくらでも採用されるチャンスがあるので、興味があれば食品工場に応募してみましょう。