食品工場を就職又は転職候補にしている人にとって、勤務地に着いてからどういう流れで作業を開始するのかは気になるところですよね。
そこで今回は、出勤から退勤までの流れを解説します。
実際に私は食品工場に勤務経験がありますし、別会社の見学に何度も行ったことがあります。細かな違いはあれど、大まかな流れはどこも一緒です。
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出勤から作業開始まで
まず会社に着いたらタイムカードを押します。ここは一般的な企業と同じですね。
着替え
工場の入り口で手洗いをしてから更衣室に向かいます。手洗いが無い工場もありますが、その場合はアルコールが設置されていることが多いですね。
更衣室に移動したら指定のユニフォームに着替えます。
食品工場の場合はこのタイミングで帽子を被るので、鏡で髪の毛が出ていないかチェックします。
朝礼
朝礼がある企業の場合は朝礼に出席します。朝礼は前日何があったか、今日何があるか、それに加えて今後の予定を周知させる目的があります。工場ならではの事で言うと【安全スローガン】を全員で唱和します。
安全スローガンというのは、「今日1日を安全に作業しましょう!」みたいに一言で安全に対する意識付けをする言葉ですね。
作業場へ
ユニフォームにゴミや髪の毛が付着している可能性が高いので、ユニフォームにコロコロ掛けをしてから作業場に入ります。このときにもう一度手洗いをして、アルコールもします。
ユニフォームに着替えるエリアと作業場のエリアでは靴を履き替えるのも工場ならではでしょう。(普通の靴→安全靴)
また、このタイミングでマスクを着用します。一度マスクを着用したら作業場を出るまでマスクは外せません。
その後、エアーシャワーを越えると作業場です。
工場に入ってから作業場までの流れまとめ
①着替え
②朝礼
③靴履き替えとマスク着用
④異物除去(コロコロ等)
⑤手洗い
⑥エアーシャワー
作業に従事するまで
作業場に入ったらそのまま作業に従事できるわけではありません。
作業場に入ってからもしなければいけないことがあります。
手袋の着用またはアルコール
食品工場の場合はほとんどの作業で指定のゴム手袋の着用が必須です。
なので作業場に着いたらまずはゴム手袋を着用し、その上からアルコールを吹き掛けます。
ゴム手袋着用外の作業でもアルコールは必ずします。衛生面の問題ですね。
ここまできてやっと作業を開始することができます。
休憩はある?
休憩は勿論あります。
お昼休憩は勿論、午前と午後に15分~20分程度の小休憩が一回入ります。
小休憩は集中力を維持させる意味合いも含むので、しっかり取って貰わないと髪の毛やゴミが入ってしまった場合や商品の形がおかしい場合に除去し損ねる可能性があります。
なので小休憩を取らせる工場は多いのです。
もし小休憩がなくてもトイレ休憩は自由に取らせてもらえます。トイレ休憩が多すぎると煙たがられますけどね…。
お昼休憩は一時間が多いですが、移動時間を休憩時間に含むような工場は多いです。他業種からすれば「当たり前じゃないの?」と思うでしょう。
ですが、食品工場の場合は休憩場所に行くまでに10分程度かかることもザラです。往復で20分ですね。実質休憩時間は40分ということです。
退勤
退勤は出勤時の行動を逆からやるだけなので説明することは多くありません。
あるとすれば安全靴や使用した物を完璧に綺麗な状態にしてから帰りましょう。
汚れた状態で1日でも放置するのは汚染物を食品の側に置いているのと同じです。
ユニフォームに関しては業者に委託している場合が多いので自分で洗濯することはありません。
まとめ
他業種と比較した場合、食品工場ならではの行動というと【手洗いの数が多い、アルコールを吹きかけ回数が多い、マスクは常時着用、衣服にコロコロをする】でしょう。
マスクをしてると息苦しく感じる人は向いてないでしょう。
また、手洗いやアルコールをする機会が増えるので人によっては手荒れが激しくなります。
食品工場を就職又は転職候補にするならその辺も考慮しましょう。
衛生面についての意識が高くなるので日常生活でも綺麗好きになるかもしれませんね。