新説!所JAPAN 18年12月3日放送 血液型と性格は関係する?
18年12月3日放送の新設!所JAPANで血液型と性格の関係性についてとりあげられていて大変興味深い内容だったので、気になったところをまとめてみます。
日本人と外国人の考え方の違い
血液型と性格は無関係だと2014年社会心理学者が日米1万人以上のデータからそう結論づけたそうですが、未だに血液型を気にする人が多い日本人。
実際日本では血液型に関する本が多数出版されていたり、TVで取り上げられたりしています。
社会心理学者 山岡重行
外国人は血液型とは無縁の生活をしているようで。
番組中でインタビューされていた外国人の発言に「4つの型で性格を分けるなんて単純すぎないかしら?」とありましたが、きっと大多数の外国人がこの考えと同様なんでしょう。
それでも何故日本人はこんなに血液型にこだわるのでしょうか?
今回のJAPANツウは大学で長年 若者文化を研究血液型事情にも詳しい山岡 重行さん。
山岡さん曰く、「血液型とはA型物質とB型物質の2種類あり、両方付いてるとAB型でどちらも付いてないのがO型」とのこと。
性格への関連性について問われた山岡さんは
「医学界の重鎮であるハイデルベルク大学の医学者でデュンゲルンという人がいました。その方が動物も含め、色々な国の人達の血液型を調べたそう。結果としてヨーロッパではA型とO型がほとんどで、ヨーロッパからアジアに行くにつれてB型が増えてくるっていう事発見した。それと 動物で言うとチンパンジー以外はほとんどB型で、アジア人もB型が多い。」
その事からアジア人はヨーロッパ人と比較して劣っているという人種差別的な発想があったそうだ。
当時は個人を血液型で記述するのではなく何人はどうだとかっていう集団とか国民を記述する概念だったそう。
日本人と血液型
1971年にある放送作家が出した血液型で性格や相性がわかるという本が思わぬベストセラーに。
飛びついたのは意外にも夜の酒場のおじ様たちだったそうで、「君は A型だから尽くすタイプだな」なんて 女性を口説くのに使っていたよう。
その後 ’90年代にかけ女性にも広がり血液型は大ブームがおき、ハイチュウのCMでは血液型で買い方を勧めるほど。
テレビも そんなおいしいネタを見逃すはずがなく2004年には 僅か半年の間に41本もの血液型番組を放送し、すっかり定番化してしまった。
しかしその一方で大きな問題「ブラハラ」が発生。血液型による性格の決めつけが差別を招くとテレビ各局に自粛が勧告され激減。
しかし2007年になるとほとぼりが冷めるのを待っていたかのように血液型本が再びベストセラーに登場。
歴史学者(
まず 血液型っていうのは血液と型ですよね。血液っていうよりは型が好きなんだと思うんですよ。
これは例えば 江戸時代の武士がよく切腹できるなと思いますよね。でも これ 意外に日本人には簡単だったんじゃないかと思うんですよ。
生まれながらにお前は武士でいざとなったら主君のためとか潔く腹を切る。だから武士が腹が切れる事と血液型に自分を当てはめて考えて信じられる根っこっていうのはひょっとしたらそんなに遠いものではないかもしれない。
つまり 型に当てはめられあなたは こういう人間だと決められる事で安心を手に入れているんですね。
山岡さんによるとバーナム効果が関係すると。心理テストであったり占いであったりそれをやって当たってる、これは正しいっていうふうに思っちゃう心理効果も作用しているそうで。
諸外国だと人種が違う 宗教が違うそうやって人間を区別するものがたくさんあるんですが日本は区別するものがあんまりないから、宗教でも区別できないし、血液型で分けてひとの事を理解したつもりになって安心したいっていうのがあるそう。
また、4つの血液型のバランスがよかった日本人。それもあり、型にはめて 安心したいという事で根強く広まった。
・A型 40%
・O型 30%
・B型 20%
・AB型 10%
今週の新説
4つの血液型のバランスがよかった日本人。
型にはめて 安心したいという事で根強く広まったんだね。